英語が苦手だった私が、京大入試の英語で81%超を取った勉強法

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英語は日本の小学生・中学生・高校生が必ず勉強する教科ですが、苦手な人が多い印象があります。

  • 「単語は覚えられないし、文法はわからない」
  • 「リスニングでまったく聞き取れない」
  • 「授業について行けなくなってしまって絶望している」

これらのよくある英語の悩みは、

私がご紹介する勉強法ですべて解決できます。

 

これからお話しするのは、中学までは学年の平均点以下だった私が、高校で英語の成績をグンと伸ばした勉強法です。

この勉強法にコツコツと取り組むことで、私は全国模試で偏差値80以上(校内1位)を、京都大学の二次試験英語では81%超の点数を取ることができました。

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当時は「センター試験」でした

ここで「筆者の頭がよかったから伸びただけじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、誰でも伸びます。

学校での勉強とは違って、より効率的に英語を身につけることができる勉強法だからです。

浪人した友達にもこの勉強法をやってもらったところ、その友達も成績が伸びて第一志望に合格することができました。

 

また、英語の勉強は必ずしも予備校や塾に通う必要はありません。

理由は後で詳しくお伝えしますが、むしろお金と時間の無駄になってしまう可能性もあります。

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「頑張って勉強しているのに、英語の成績が伸びない」

そんな中学生・高校生を、この記事を通して一人でも救えたら幸いです。

英語の成績を伸ばしたい方、ぜひご一読ください。

 

少し説明が長いので、具体的な方法だけ知りたい!という方は、目次から「勉強法1・2」のところまでスキップしてくださいね。

 

自己紹介

京大生の私ですが、中学生の頃まで模試の英語は平均点程度でした。

英検でいうと3級(中学卒業程度)に合格するぐらいです。

 

予備校に通うお金もなかったので、今回紹介する勉強法を3年間自分で続けました。

その結果、全国模試で校内1位や全国偏差値80以上京大の二次試験英語で150点中122点(81%)を取るにまで成長することができました。

ちなみに、京大の二次試験で合格最低点を取るのに必要な点数は50~60%です(医学部医学科を除く)

苦手な数学では30%程度の得点でしたが、得意教科になった英語のおかげで、目指していた理系の学部に合格することができました。

【結論】英文暗記と読書をする

英文の暗記と読書

私が英語の成績を伸ばすためにやったことはたったの2つです。

  • 英文を暗記する
  • 読書する

これさえ習慣にすれば、受験に必要な英語力を大きく伸ばすことができます。

※入試のためには、これとは別に過去問の演習が必要になってきます。今回お伝えするのは、その土台となる能力を伸ばす勉強法です。

 

それでは、なぜ「英文暗記」「読書」が大切なのか、その理由をお伝えします。

【英文暗記をする理由】英語そのもののインプットが足りていないから

英語の勉強と言われると、文法の勉強を思い浮かべる方は多いと思います。

文法は確かに大事です。

文法を理解することで、正しい文章を組み立てたり、文章を正確に読み解いたりすることができます。

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ですが、皆さんは日本語を読んだり書いたりする時、文法を意識していますか?

ほとんど意識していませんよね。

 

皆さんは日本語を使いこなしていますが、文法の知識を細かく知っているわけではありません。

それにも関わらず、英語を使うよりもはるかにレベルの高い文章を表現したり、理解したりすることができます。

なぜでしょうか?

それは、皆さんがこれまでに大量の日本語に触れてきたからです。

「Messengerに日本語入力する」の写真

それに比べると、皆さんが触れた英語の量はごくわずかです。

中学英語の教科書は3年分で5000語、高校英語の教科書は3年分で25000語程度と言われています。

問題集や塾などで勉強する方も多いので、その3倍以上英語に触れるとしましょう。

それでも、せいぜい10万語程度です。

 

10万語程度と言われてもピンとこないと思うので、10万語に触れると何ができるかお教えしましょう。

「洋書の見開き」の写真

英語のペーパーバック(文庫本)が1冊だけ読めます。

言い換えれば、6年間で文庫本1冊程度の英語にしか触れられないのです……。

日本語の勉強をしている外国の方を思い浮かべてみてください。

その方が6年かけて1冊の日本語の本を読み進めたら、日本語をうまく使えるようになるでしょうか?

 

教科書はレベルが少しずつ上がっていくようになっているので、もちろん単純に比較できる話ではありません。

しかし6年間で文庫本1冊程度の量というのは、あまりにも少なすぎます。

日本の英語教育は、英語そのもののインプットが少ないのです。

 

また、塾や予備校ではたくさんの問題を解くかもしれませんが、そこで触れた英語の多くは皆さんの記憶に残りにくいです。

なぜなら、問題を解くことが目的になってしまっているからです。

たしかに問題を解くことで入試の練習にはなっているのですが、英語は問題を解くだけでは身に付きません。

皆さんが日本語をたくさん「聞いて」「話して」「読んで」「書いて」覚えていったように、英語もたくさん「聞いて」「話して」「読んで」「書いて」覚えることが重要なのです。

 

よって、ただ問題を解き、点数を稼ぐテクニックを教えてもらうだけの塾や予備校に通うことが必ずしも正解であるとは言えません。

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より多くの英語に、より多くの方法で触れること。これこそが、単語・文法をマスターし、英語の成績を伸ばす近道です。

そして、忙しくて時間のない人が効率よく英語を吸収できる方法が英文暗記なのです。

後で詳しくお伝えする英文暗記の方法では、「聞く」「話す」「読む」「書く」の全てを行い、あらゆる手段を用いて英語に触れます。

これを習慣にすることで、普通の中学生・高校生の数倍の英語を吸収することができるのです。

そうなれば、おのずと英語力は上がっていくでしょう。

【読書をする理由】和訳で必要となる日本語を磨き、脳もアップグレードできるから

「積ん読を処理する非読書家」の写真[モデル:大川竜弥]

私はゲームが好きで、以前は特定のゲーム用にtwitterのアカウントまで作っていました。

ただ、twitterなどで中高生と交流していると、文章がぐちゃぐちゃで何が伝えたいのかわからない…という方がたまにいらっしゃいます。

 

そう、母国語である日本語でも油断は禁物です。

特に「話し言葉」には慣れていても、「書き言葉」には慣れていない方が少なくありません。

先ほどの英語の話と同様に、日本語の「書き言葉」でもインプットが不足している可能性があるのです。

 

難関大の入試になると、抽象的な内容の英文を読み解き和訳する問題が多くなります。

「なんとなく言っていることがわかる」だけでは点数がもらえません。読み解いた英文を適切な日本語で表現する力も重要になってきます。

そこで、インプットされた「書き言葉」の日本語が役に立つのです。

 

「でも、難関大なんか受けないし…」という方。

「指五本(男性の手)」の写真[モデル:大川竜弥]

ちょっと待った!

そんな方にも読書のメリットは盛りだくさんです。

 

読書を通して、学力の向上に不可欠である

  • 理解力
  • 集中力
  • 記憶力
  • 語彙力

がアップするのです!

本の内容にもよりますが、雑学的な知識も増え、間接的に学力の向上に役立ちます。

というのも、脳はあらゆる知識を結び付けて記憶するからです。

あらかじめ仕入れてある知識が多いほど、それに関連する新しい知識が定着しやすくなります。

知識が多いほど覚えやすく忘れにくくなる

つまり、たくさん本を読んでおくことで、新たな知識に触れた時にその内容がスッと頭に入りやすくなります。より理解しやすく、覚えやすく、忘れにくくなるのです。

 

実際、読書の習慣がついた私は、英語だけでなく他教科の成績も伸びました。

特に暗記教科では「どれだけ教科書の内容を理解し吸収できたか」が重要となってくるからです。

(数学は苦手なままでしたが…笑)

 

とにかく、読書は良いことずくめです!

 

まとめると、

英文暗記と読書で多くの文章をインプットすること

これが大事なのです。

【勉強法1】英文暗記のやり方

先ほども述べた通り、「読む」「聞く」「話す」「書く」の全てを使い英語をインプットする英文暗記のやり方をご説明します。

 

準備するもの

  • 例文と音声データ付きの単語帳・文法書・教科書など
    単語を覚えたいなら単語帳、文法を覚えたいなら文法書、定期テスト対策がしたいなら教科書…と使い分けるとよいです。
  • 辞書(できれば音声データ付きの電子辞書)
  • ノート(白い紙)
  • 筆記具

暗記は一文ずつ、以下の4ステップで行います。

英文暗記の4ステップ

1.文を読み、聞く

順番はどちらが先でも構いませんが、英語の一文(と和訳)に目を通し、ネイティブの発音を集中して聞きます。

単語の意味・発音でわからないものがあった場合は、辞書で調べておきましょう。

文法は完全に理解できなくても大丈夫です。

これには賛否両論あるかもしれませんが、多少理解できなくても、とにかく大量の英語を頭に仕入れることが大事だと私は思っています。最初は意味不明でも、後からだんだんとわかるようになってきますので。

それに、ちょっとぐらいわからなくてもOK!と言われれば気楽にできますよね。「わからない」→「あきらめる」ではなく、「わからない」→「とりあえず丸暗記」がオススメです。

2.マネして発音する

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ここが最も重要です!

例文を見ながら、先ほど聞いたネイティブの音声を完コピするつもりで、発音もテンポもそのまま読み上げてください。

正しい発音ができれば、スピーキング力が上がることはもちろんですが、リスニング力も上がります。発音の細かな違いに気づくことができるようになるからです。

英語が苦手な方に多い「カタカナ英語」は百害あって一利なし。せっかく読んでいるのにもったいないです。

リズムよく発音できるまで、何度か練習しましょう。よくわからなくなったら、1に戻ってネイティブの発音を聞きなおしてください。

3.発音で暗記する

いわゆる「暗唱」です。

例文を見ないで、先ほどとまったく同じ発音・テンポで読み上げてください。

もし最後まで言えなかったり言い間違えてしまったりした場合は、2に戻ってください。

最後まで完璧に言えたら、4に進みましょう!

4.書いて暗記する

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最後のステップです。

さっき読み上げた英文を紙に書きましょう。

英文はもちろん、日本語訳も見ずに書いてください。翻訳作業ではありません。とにかく英文そのものを頭に入れることが大事です。

「書く」という繊細な指の動きを必要とする作業によって、英語がより強くインプットされます。

スペルミスも無く完璧に書ききれたら、次の文に進んで1から同じ作業を行います。

もし最後まで書けなかったりミスがあったりした場合は、2に戻ってください。

1日5~10文でOK!時間を計るのもオススメ

以上の4ステップを、できれば10文以上まとめてやるのがよいです。

しかし、最初はすごく時間がかかりますし、あまり長くやっても集中が切れてしまうので、

「とりあえず5文だけ覚えるか」

という気持ちで始めて、途中で気分がのってきたら10文やる、という感じでOKです。

それでもダメなら、

「寝る前に1文だけ覚える」

これだけでもOKです。

毎日続ければ、数か月後にはかなり変わってくると思います。

 

また、英文を覚えるのにかかった時間を計るのもよいです。

最初は5文覚えるだけで20~30分かかってしまうかもしれませんが、慣れてくると10分もかからずに覚えられるようになります。

余裕が出てきたら、一度に覚える文章を増やしましょう。

【勉強法2】読書のやり方

読書のイラスト「男の子と本」

好きな本を読みましょう!

勉強だと思うと辛くなるので、息抜きに読める面白い本がよいです。

私は小説をひたすらに読んでいました。

書き言葉の硬い文章でも、だんだん内容が頭に入りやすくなります

 

「受験直前にのんびり本なんて読んでいられないよ」という受験生は、暗記教科の教科書を最初から読むとよいです。

これ、めちゃくちゃオススメです。受験が近づくと問題演習に夢中になりがちですが、教科書の大事な単語やストーリーを忘れていることが意外とあります。

【重要】具体的な行動目標を決めて、誰かに宣言する

ここまで長い文章を読んでくださってありがとうございます。

この記事を読んで「よし、やるぞ!」と思ってくださった方。

 

先ほども言った通り、英文暗記も読書も、習慣にしないと効果は出ません

皆さんにやっていただきたい、例文暗記と読書を習慣にするために重要なことが2つあります。

1.「いつ」「どこで」「何を」「どのように」やるのか、具体的な行動を決める

「毎日やるぞー」と思っていたのに、数日でやめてしまった。

そんな経験、ありませんか?

「宿題に集中できない小学生」の写真[モデル:ゆうき]

ぼんやり「~したい」と思っているだけでは、三日坊主で終わってしまいます。

そこでオススメなのが具体的な行動を決めることです。

  • 「いつ」…毎日?何曜日?何時から?
  • 「どこで」…自分の部屋の机?リビング?
  • 「何を」…英文暗記?読書?
  • 「どのように」…この記事の通りに?アレンジを加えて?

決める内容が細かいほど、実現できる確率は上がります。

ぜひ具体的な目標を設定してください。

2.決めたことを誰かに宣言する

具体的な行動を決めるだけでは十分とは言えません。

「宿題多いし、今日はやらなくていいか…」と逃げてしまい、それがきっかけでぱたりとやめてしまう可能性もあります。

私も何度かそういうことがありました。

 

そこでオススメなのが、「目標を誰かに宣言する」ことです。

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1人でひそかに決意するよりも後戻りしにくくなり、継続しやすくなります。

応援してくれそうな人に、自分が頑張ることを宣言してみてはいかがでしょうか。

また、「いっしょにやろう」「勝負しよう」といった感じで他の人を巻き込むのも、モチベーションが上がります。

 

まとめると、

英文暗記・読書を「行動を具体的に決める」「誰かに宣言する」ことで習慣にできると、英語はグンと伸びる!(他教科も伸びる!)

というお話でした。

 

 

メッセージ

英語は特に「やった分だけ伸びる」教科です。

英語が苦手な人でも、聞く・話す・読む・書く…を何度も何度も繰り返すことで、かならず使いこなせるようになっていきます。

ちょっとずつで良いので、毎日続けてみてください。1ヶ月ほどで効果を実感できると思います。

それから、もし勉強でつらくなったら、周りの人に相談するとよいと思います。何かが解決するとは限りませんが、気持ちは少し楽になりますよ。