タイピング初心者でも取り入れやすい「最適化」5種類

この記事をご覧になっている方は、「タイピングがうまくなりたい!」という思いで上達方法を調べた結果、タイピングの「最適化」という手段を知った方が多いと思います。

タイピングの最適化

もはや見慣れたイラスト

しかし、いざ自分の運指に取り入れてみると、

「逆に遅くなる。練習すれば速くなるのか?」

「なかなか身に付かず、気づいたら標準運指に戻っている」

となっている方も多いかもしれません。

一度標準運指を身に付けてしまうと、そこから運指を変えるのはなかなか大変な作業ですよね。

 

「初心者はキーを正しい指(標準運指)で打ちましょう!」などと主張しているサイトも多いですが、私は必ずしもそうではないと思っています。

人それぞれ指の長さや得意な指の動きは違うので、例えば「0」が小指だとうまく打てないのであれば薬指で打つ、といったアレンジは積極的にしていくべきです。

「タイピングが速くなりたい!」という意欲の強い方であれば、初心者のうちから自分の打ちやすい指を探ってみたり、上達する過程でボトルネックになっている運指が見つかったら積極的に改造したり、といった工夫をするのが良いのではないでしょうか。

それに、タイピングの運指を工夫すること自体が楽しいですよね。それだけで最適化をする価値があると思うんです。たとえ速くならなくても。

 

前置きが長くなってしまいましたが、この記事では最適化の入門編として、初心者でも取り入れやすい最適化を5種類ご紹介します。正確には「最適化」と言うより「打ち分け」の紹介が多いですが、打ちやすくするための工夫という点では2つとも同じです。

※初心者と言っても、キーボードを見ずに打てるレベルの初心者を対象にしています。キーボードを見ないと打てない方は、こちらの記事で紹介している「タイピンガーZ」で練習するのがおすすめです。1~2週間ほど練習すれば見ずに打てるようになると思います。

最適化とは運指の効率化である

初心者がまず習う標準運指では、キーを各指に規則正しく配分しています(小指薬指中指人差し指親指)。

標準運指

それぞれのキーを担当する指は1本だけなので、「Aは小指で、こうやって押す…」という風に覚えやすいことが標準運指のメリットです。

ただ、標準運指の通りに打っていると、スピードが上がってくることで打ちにくく感じる言葉が出てきます。「うんぬん」のように同じ指を連続で使わされる言葉や、「あざ」のように不器用な指を何度も使う言葉などです。

そのような打ちにくい言葉を0.1秒でも早く、そして楽に打てるようにできるのが「最適化」です。例えば「あざ」の「z」を薬指で打つ、みたいな感じですね。このテクニックは難しいので初心者向けではないですが。

今回は初心者でもチャレンジしやすい最適化を5つ紹介します。

「じ」の最適化

「じ」の最適化

意外とご存じない方も多いですが、「じ」は「zi」だけでなく「ji」でも打てます。zを小指で打つのが難しいなぁと感じるようであれば「ji」で打つのがオススメです。

ある程度速く打てるようになってくると「ji」の2打鍵はほぼ同時に打てるようになってきます。

上級者の打ち分けテクニックにはなりますが、直前に打つキーが「u」である場合のみ「zi」を使うこともあります。「uji」だと人差し指が連続してしまうので、それを避けるためです。

「ふ」の最適化

「ふ」の最適化

これも意外と知られていない打ち分けシリーズです。「ふ」は「hu」だけでなく「fu」でも打つことができます。

標準運指で「hu」を打つと同指連打になってしまうので、「fu」が打ちやすいなら全部「fu」で打ってしまうのもオススメです。

「hu」と打つのであれば人差し指→中指のコンボがオススメですが、指が標準運指から乱れてしまうので難易度は上がります。例えば「ふきん」の「u」を中指で打ってしまった場合、直後の「きん」がうまく打てないかも、といった感じです。

上級者だと「fu」と「hu」を使い分ける方もいます。「ふらふら」は「hurahura」と打つほうが速いです。

「か」の最適化

「か」の最適化

もはや最適化と言うより打ち分けの紹介記事みたいになっています。

「か」は「ka」だけでなく「ca」で打つことが可能です。標準運指では「c」は中指ですが、打ちやすければ人差し指で「c」を打っても構いません。

「ka」でも十分打ちやすいので一見問題ないように思えるのですが、ローマ字入力で日本語を打つ場合には右手の方が忙しくなる傾向があるので、「ca」と打つことで右手の負担を減らすことができます。「k」周りは特に忙しく、最適化が進むと運指がカオスになるので、「ca」で打てるようになっておくと便利です。

初心者でも「ca」の効果を実感しやすい言葉としては「ぴかぴか」「ぷかぷか」などが挙げられます。

ちなみに「く」「こ」も「cu」「co」という風に「c」を使って打つことが可能なので、覚えておいて損は無いです。「ci」「ce」は「し」「せ」になりますが、普通に「si」「se」の方が打ちやすい人が多いと思います。

「で」の最適化

「で」の最適化

これまで紹介したのは「打ち分け」と呼ばれるテクニックになりますが、ここからはれっきとした「最適化」です。

「で」を人差し指→中指と打つ最適化によって、中指連続を避けることができます。

最適化をすると指の動きが複雑になってしまって、かえってスピードが落ちてしまうものも少なくありませんが、「で」の最適化は「e」を標準運指と同じように中指で打つので、その後の打鍵をスムーズにつなげることができます。非常にコスパの良い最適化ですので、取り入れておいて損はありません。

「で」を逆にした「ed」でも同様の最適化が有効で、「枝」などを打つ時に速くなります。ただ、奥から手前に向かって中指をスライドするように「ed」と打っても十分速いので問題ありません。

「1」「6」「0」「-」の最適化

「1」「6」「0」「-」の最適化

これは皆さんの指の長さやタイピングスタイルによって変わってきます。

キーボードの上側にあるキーたち、短い小指だと打ちにくくありませんか…?標準運指では小指が担当する「1」「0」「-」ですが、私は薬指で打っています。小指で打つためには手首ごと動かさないと届かないからです。

他に運指を変更できるものとして、「6」の最適化があります。標準運指では右手の担当になっていますが、キーボードをよく見てみると「6」はどう見ても左手に近い位置にあります。右手で打つことに慣れているのであれば無理に変える必要はありませんが、左手の方が打ちやすいなら変えてしまいましょう。

TypeLighterで徹底的に練習する

もし最適化をしっかり身に着けたいのであれば、TypeLighterというタイピング練習用のフリーソフトを使って、自分が身に着けたい最適化を徹底的に練習することがオススメです。

typelighter
画像引用:TypeLighter
http://hagane-forge.sakura.ne.jp/software/typelighter/

ついつい楽しいタイピングゲームをやってしまいがちなのですが、そこでハイスコアを求めて打ってしまうと標準運指に戻ってしまうことが多く、なかなか最適化された運指は身に付きません。

ふだんのタイピングゲームは一度封印して、最適化が身に付くまで徹底的に反復練習するとよいです。

例えば「で」の最適化を身に着けたいのであれば、「出口」「デート」「家電」などの「で」を含む言葉を大量に登録し、何も考えなくても「で」の「d」を人差し指で打てるようになればOKです。

今回紹介した最適化は簡単なものが多いので、1週間ほど毎日やっていれば身に付くと思います。頑張りましょう!

こちらで上級者向けの最適化も紹介しています。

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