タイピング初心者の上達方法は2通りある

この記事では、タイピング初心者の悩みがちなタイピングの上達方法について解説します。

最初に前置きとして、なぜタイピングを習得することが大切なのか説明し、記事の信頼性を上げるための自己紹介をします。

タイピングの上達方法だけ知りたい!と言う方は、目次からスキップして読んでくださいね。

タイピングが得意になれば、あらゆる作業の効率が上がる

近い将来タイピングのスキルは不要になるかもしれません。

より効率的に文字を入力できる技術が発達して広まることによって、非効率な入力方法であるタイピングは淘汰されていくからです。

最近だと、思考を文字に変換する技術も開発されつつあるようですね。

 

しかし2020年現在、タイピングを身に着けておくことには価値があると言えます。

なぜなら、もうしばらくはパソコンを使って仕事や学業に取り組む人が多いのは確かだからです。

タイピングが苦手だと、メール・レポート・プレゼン資料など、様々なタスクの作業効率が低くなってしまいます。

逆に言えば、タイピングが得意になることで、パソコンを使ったあらゆるタスクがノンストレスで高速に行えるようになるのです。

タイピングが得意

また、古いシステムがまったく使われなくなるとは限りません。

例えば大学生のレポート。

「手書き以外受け付けません!」と言う教授もいるのではないでしょうか?

このように、時代遅れなものが「めんどうくさい」だったり「コストがかかる」などの理由で残ることも考えられるでしょう。

タイピングに代わる効率の良い入力方法が開発されても、タイピングがすぐに不要になるとは限りません。

よって、タイピングの練習に取り組むことは、間違いなく多くの人にとってプラスと言えます。

軽い自己紹介

筆者は日本語入力であれば1秒に12回くらいは打てる実力を持っています。

ガチタイパーと比較するとまだまだですが、一般の方から見ればそこそこ速いのではないでしょうか。

タイピング速度測定(ローマ字)

タイピング速度測定(ローマ字) S+10(12.2打/秒)

(タイピング速度測定についてはこちらの記事でご紹介しています!)

タイピングが速い人の発信する情報を集めたり、自分なりに試行錯誤することによって、ある程度タイピングの上達方法がわかってきました。

その情報を共有することで、タイピングに悩む方の助けになれたらうれしいです。

上達法1.標準運指から始める

初心者のタイピング上達方法を大きく2つに分けるなら、その1つめは標準運指ルートです。

タイピングを極めたい!というわけでなければ、標準運指をもとにタイピングを身に着けていくのがよいと思います。

標準運指では、下の図のようにそれぞれの指が担当するキーが決まっています。
(小指薬指中指人差し指親指)

標準運指

多くの初心者用タイピングゲームは、この標準運指をマスターできるようにガイドしてくれます。

キーの位置」と「使用する指」が画面に表示されているタイピングゲームをプレイするだけで、この標準運指を身に着けることができます。

練習するサイトにこだわりがなければ、タイピンガーZの「0からはじめるタイピング」で練習を重ねるのがオススメです。

「F」「J」だけの練習から始められて、基礎から少しずつレベルアップできる素晴らしいサイトです。

タイピンガーZ

バトルやストーリー要素もあり、楽しみながらタイピングができます。

ブラインドタッチ(キーボードを見ないで打つこと)ができるなら「タイピングコロシアム」も面白いのでチャレンジしてみてください!

 

さて、タイピングゲームをプレイする上で注意していただきたいことが3つあります。

  • 初心者でも絶対にキーボードを見ない
  • 正しい指で打ちにくいなら、打ちやすい指に変えてもいい
  • 最低1週間、毎日コツコツ練習する

それぞれ詳しくご説明します。

初心者でも絶対にキーボードを見ない

キーボードを見ずに打つ

キーボードを見て打ち続けることは、補助輪をつけたまま自転車に乗り続けるのと同じです。いつまでたっても上達できません。

キーボードを見るためには手をどかす必要がありますが、その後でキーを見つけて打つ時の指動きは、ブラインドタッチの運指とはまったく違います。

打つ文字と指の動きをセットで覚えられないので、タイピングが上達しないのです。

 

初心者の正しい練習法は、キーボードを見ず、画面に表示されるキーガイドだけを見て打つことです。

タイピンガーZ「0から始めるタイピング」のキーガイド

タイピンガーZ「0から始めるタイピング」では、打つキーと指が表示される

最初はミスタイプが多くなってしまいますが、補助輪を外して練習する時の転倒はつきもの。タイピングも失敗と成功を繰り返してうまくなっていくのです。

初心者でも、キーボードを見ずに打つクセをつけましょう。

慣れてきたら、画面上のキーガイドも見ずに打ってみるとよいです。

正しい指で打ちにくいなら、打ちやすい指に変えてもいい

標準運指「から」始めると書いたのは、標準運指を参考にしつつ、自分の打ちやすいように使う指を変えてもかまわないからです。

標準運指

基本的には、教えられた通りの標準運指で打っていれば問題ありません。

Aなら左小指、Kなら右中指…というように、それぞれのキーを担当する指が1つのみと決まっているので、毎回同じような動きができて覚えやすいためです。

 

ただし、例外もあります。「0」「ー」を見てください。

「0」と「ー」のキーの位置

標準運指だと、これらのキーを担当するのは小指です。

しかし小指は短く不器用なので、打ちにくく感じる人もいるでしょう。

 

解決法をお教えします。

ホームポジションに指を置いて、手首を固定したまま、キーボードの上でじゃんけんのパーをしてください。すると、小指よりも薬指の方が「0」「ー」の近くにありませんか?

打ちやすいのであれば、薬指で打つのもアリです。必ずしも標準運指で打つことが正解ではありません。

 

もちろん、小指で打つことを不快に感じない人もいます。

肘を張ってタイピングをする人は前腕がハの字になるので、手首を動かさずに「0」「ー」を小指で打てるでしょう。

そもそも小指が長くて器用だから問題ないという人もいます。

 

個人差はあるものの、他にも正しい指以外を使うことで楽になるケースは結構あります。例えば以下のようなものです。

  • 「C」や「6」を左人差し指で打つ
  • 「B」を右人差し指で打つ

このように、もし標準運指だと打ちにくいなと感じるようであれば、どんどん自己流の運指に変えていっても構いません

指の長さや得意な指の動きは人によって違うので、ベストな運指も人によって違うのは当たり前です。

よくネットで目にする
「自己流の人は速く打てません。正しい指に直しましょう」
という主張は真っ赤なウソです。そんなことはありません。

薬指や小指をいっさい使わず、1秒に20回近く打つ人だっています。

 

それから、運指アレンジの注意点が一つあります。

キーボードを見ないで打つ時に」打ちやすい指であることが重要です。

キーボードを見ながら打ちやすい指で打ってしまうと、非効率な人差し指タイピングになってしまいます。

最低1週間、毎日コツコツ練習する

タイピングの練習

1週間練習すればキーボードを見ずに打てるようになると言われています。

ソースはRTC2019(Realforce主催のタイピング日本一決定戦)
この動画の3時間41分あたり、タイピングマエストロ・隅野貴裕氏の発言です。

日本で最もタイピングに詳しいと言っても過言ではない方がそうおっしゃっているのですから、それを信じて最低1週間、毎日コツコツ練習してみてはいかがでしょうか。

キーボードを見ずに打てるようになれば、あとは普段の仕事や学業などでタイピングをするだけで、自然とタイピングがうまくなっていきます。

上達法2.我流運指で始める

もう1つのタイピング上達ルートは、いきなり我流の運指で初めてしまうことです。

最初から自分の打ちたいように打ってしまう作戦ですね。

ただしブラインドタッチを習得するまでの時間は長くなってしまうので注意が必要です。

我流運指をオススメする理由

タイピングを極めたい!という方なら我流運指で始めるのもアリだと思います。

理由として、以下のようなことが挙げられます。

  • 自分の得意な指の動きに合わせて、運指をじっくりカスタマイズできるから

人それぞれ指の長さや得意な指の動きが違うので、標準運指を打ちやすいように変えてよい、という話をしましたよね。

いくら標準運指にアレンジを加えてよいと言われても、お手本となる運指がある以上、あまり思い切ったことはできない方も多いのではないでしょうか。

我流運指では自分ですべてを決めるわけですから、それぞれのキーに対してベストな指をじっくり探ることができます。

不器用な指はまったく使わない!といった選択も自由です。

  • 同じ指を連続で使うことを避けられるから

標準運指だと同じ指を連続で使う言葉が結構あります。
例えば、「牛乳」「あざ」などはすごく打ちづらいのではないでしょうか。

しかし我流運指であれば、キーを担当する指を場合によって使い分けることができます。
「牛乳」のuを右中指、yを左人差し指で打ったり、
「あざ」のzを左薬指、aを左小指で打ったりする、などです。

「標準運指から少しずつ変えていって、同じ指の連続使用を減らす」という作戦もありますが、最初に覚えてしまった標準運指を変えるのは大変で時間もかかります

ですから、最初から我流運指で始めるという作戦もアリだと私は考えるのです。

競技タイパーの我流運指

タイピングの日本一決定戦に出場されているような方々の中には、標準運指を知らないままブラインドタッチを身に着けた方も多いです。

参考として、RTC3連覇中のmiriさん、RTC2019で10ワードノーミス1000kpmを達成されたo-ckさんの運指表をご紹介します。

3連覇だの1000kpmだの何を言っているのかわからないかもしれませんが、とにかくすごい方々だということです。

miri 運指表

引用:miriの運指表 - ユーザー | タイピングのキーボード配置ならみんなの運指表
http://unsi.nonip.net/user/603

o-ck 運指表

引用:o-ckの運指表 - ユーザー | タイピングのキーボード配置ならみんなの運指表
http://unsi.nonip.net/user/600

このように、競技タイパーは我流運指のオンパレードです。

打つ言葉によって、1つのキーを3本以上の指で打ち分けることもあります。

タイピングに真剣に取り組みたいのであれば、思うがまま、自分が最高効率で打てる我流運指を研究するのも良いと思います。頑張ってください!

我流運指への第一歩「最適化」についても解説しています!

まとめ

とりあえずタイピングができるようになりたい方は、標準運指をタイピンガーZで楽しみながら覚えましょう!

  • キーボードを見ない
  • 正しい指にこだわらない
  • 1週間毎日練習する

 

タイピングを極めたい方は、最高効率の我流運指を研究しましょう!